ゲルマンパワーの効果と充電時間が短くなることの経済的メリット
皆さんは、モバイルバッテリーからスマートフォンの充電をしたことがありますか?
残りわずかの電池残量のスマートフォンに、満充電のモバイルバッテリーをつないで充電を始めたとします。満充電になったときに、すぐにモバイルバッテリーを外せばそれで完了です。スマートフォンの電池は満充電、モバイルバッテリーの電池は充電した分だけ減っています。今はスマートフォンの満充電数回分のモバイルバッテリーがほとんどになってきていて、満充電になる度に取り外していれば、スマートフォンもかなりの長時間を維持できます。
でも、満充電になってもモバイルバッテリーを取り外さなければどうなるでしょう?
実は、スマートフォンが満充電になるにもかかわらず、その後もモバイルバッテリーの電池残量は減り続けます。え?スマートフォンの電池が減った分だけじゃないの?と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、スマートフォンが満充電になった後もそのまま充電が継続し、放置すればモバイルバッテリーの残量は時間とともに消費され、いずれはゼロになります。
つまりつなぎっぱなしにしている限り、充電しているときと同じ状況でモバイルバッテリーの残量は減り続けているんですね。
これと同じことがバッテリーで駆動する機械にも言えます。たとえばバッテリーフォークリフトの夜間の充電がそうです。通常、バッテリーフォークの電池の充電は、作業で使用していない夜間に行われます。バッテリーの残量や性能によっても変わりますが、約20%の電池残量でおよそ12時間~13時間と言われています。ゲルマンパワーを使用した場合に、この充電時間は2時間程度短縮されます。
満充電の80%までは通常通り充電されますが、それを超えるとタイマーが作動を始めます。この最後の20%の充電が終わったところで充電作業を完了するためです。タイマーは少し前のタイプでは4時間に設定されています。現在のモデルでは満充電を認識して自動的にカットするようになっています。それ以上の充電をしないためですね。そのまま充電をすると言うことは、先ほどのモバイルバッテリーの要領と同じです。充電は終わっているのに電気を消費し続けるのです。ゲルマンパワーを使うことで満充電までの時間が2時間短くなっているので、現在のタイプはその分充電時間が短く完了します。少し前のタイプは、ゲルマンパワーで短くなった分の時間をタイマーで調整し、4時間から2時間にすれば済むわけです。
たとえば、ゲルマンパワーを使用してバッテリーの能力が向上した場合、以下のような違いが出ます。
1時間あたり50Ah送電で通常13時間充電だとすると・・・
・通常 50Ah×13時間=650Ah
・ゲルマンパワー 50Ah×11時間=550Ah
ここで1回の充電で100Ahの差が出ます。
そして、200Vの動力電源ですから・・・
100Ah×200V=20Kw
月に20回充電を行うと
20Kw×20回=400Kw
つまりゲルマンパワーを使うことでこれだけの節約ができます。
電気料金はそれぞれの企業様で変わると思いますが、調査した時点でのある企業様の電気料金は1Kw13.2円でした。つまりこの場合にこの電気料金を適用すると月間で5,280円、年間で63,360円の差額が発生することになるわけです。
今度はある企業様の実際の事例です。充電時間の短縮は計算せずに、単純に充電回数で比較してみました。ここでは280Ah(48V)のバッテリーフォークリフトを1台使用しています。稼働は1日に1時間程度です。従来は月に20日間の稼働で7回充電していましたが、ゲルマンパワー使用後は4回の充電になりました。充電時に流れる電流は200Vで50Ahですから1時間あたり10Kwとなります。
1回の充電は・・・
10Kw×13時間=130Kw
130Kw×13.2円=1,716円
ゲルマンパワー使用前と使用後の回数を計算します。
・使用前 7回/月 12,012円
・使用後 4回/月 6,864円
その差額は5,148円で、年間にすると61,776円になります。
さて、そこで今度はゲルマンパワーと精製水のコスト比較です。この企業様の場合、普通の精製水の時は2ヶ月に1回、約4Lを補充していました。現在はゲルマンパワーに切り替えていますが、同じ4Lを補充するまでに9ヶ月かかっています。精製水のおよその金額は20Lで1,300円、ゲルマンパワーの金額は18Lで13,500円です。1年間に使用する量と金額を計算で求めると、精製水は24Lで1,560円、ゲルマンパワーは5.33Lで3,997 円となり、その差額は年間で2,437円です。
これを先ほどの電気料金61,776円から差し引くと、コストメリットは年間で59,339円になります。
そしてこの計算は最初の「充電時間」の短縮をしていませんので、この充電時間の短縮を行うとゲルマンパワー使用後の4回/月の電気代は5,808円となり、年間の差額は74,448円、そしてゲルマンパワー使用によるコストを差し引くと72,455円となり、さらにメリットが出ることになります。もっとも、1番最初の充電時間短縮の事例と2番目の充電回数が減った企業様とではバッテリーフォークの稼働時間が全く違いますので、稼働時間が多いフォークリフトの場合ではこれ以上の効果が期待できると言うことになります。
ゲルマンパワーバッテリー用は、バッテリーの性能を維持して寿命を延ばすことによるコストメリットも大きいのですが、電力使用量を抑え電気代を節約するメリットも大きいのです。もちろん、これが10台とか20台とかお持ちの企業様になってくると、当然ですがスケールが変わってきます。仮に10台だとして年間で744,480円の経費が浮くとなると、大きな違いですね。経費の削減は必ずいやな話を社員にして、給料の削減や経費の削減など細かいところを徹底的に削っていく訳ですが、ゲルマンパワーバッテリー用での経費削減はどうでしょうね。
明日からでも何の痛みも伴わず、いやなことも言わずに実行できます。
*上記の計算の方法は、各企業様によって当てはめる数字が変わってきます。