オービトロンの性能を上げるには  ー ナノ化への取組 ー

当社ではオービトロンの性能を上げるために、様々な取組をしてきました。新しい触媒の開発や新しい金属の採用は、オービトロン製品の性能を向上させ、相対的に価格を下げることに繋がりました。ハイテクナノ素材であるグラフェンの採用もその一つですが、企業秘密でもあるいくつものその他の材料も同様です。今度の取組は微細化です。ナノ化という言葉を最近よく耳にすると思いますが、実際にはどこまで微細化できるかと言うことになります。ハイテク産業では微細化が技術であり、そのためにしのぎを削っています。当社でもエンジンオイル添加剤やクーラント添加剤は、コストをかけてナノ化しています。それ以上に、使用するレアメタルやレアアースの微細化にも取り組んできました。

 ナノマテリアルのメリットですが、物質が周りに働きかけて色々な効果を示すには、それが周りと反応することが必要です。この反応の強さは、物質が周りと接する広さ、つまり表面積によって決まります。ですから同じ素材・重さ・体積の物質であれば、表面積が広いほど、大きな反応を起こすことができるのです。そのため、ある製品やその部品にナノマテリアルを使えば、素材・重さ・体積などを変えずにとてつもなく広い表面積を持たせることができるので、小型化や高性能化など様々な点で有益なのです。例えば、物質が固体になっている状態のままで用いる不均一触媒は、触媒の表面で化学反応が進行します。従って、触媒の効率を良くするためには、表面積を大きくすることが肝心です。同等の量を用いたときの化学反応の効率はナノサイズ化されたもののほうが、大きい粒子に比べはるかに良くなります。

今回、オービトロンで使われている、いくつかの主要な素材を微細化する技術について調査を進めていました。これについては可能性が見えてきました。コストはかかりますが、現状の販売価格の中でうまく吸収できるように製品化できればと考えています。オービトロンは常に未来を見据えてより良い製品に、より性能の高めるべく、たゆまぬ努力を続けています。

 

 

オービトロンとは、自動車やオートバイの静電気を中和・減少させることで、走行中のフリクションを低減する技術です。 車やバイクを 今よりもっとワクワク楽しく! ランドマスターは、静電気低減の特許技術を使ったカスタムパーツ「オービトロン」の開発メーカーです。